真空式トイレ GoV-Csr | GoV-Csb
- 2023年12月22日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年5月21日

鉄道やバスといった輸送機器用のトイレは、1990年頃までは循環式トイレが多く使われていましたが、家庭に温水洗浄便座が普及したことを一因に、輸送機器用トイレも清潔感や快適さが求められるようになり、真空式トイレが増えるようになりました。今でも真空式トイレは輸送機器用トイレの主流となっています。
真空式トイレは、少量の水で洗浄することが可能な節水タイプのトイレで、真空状態を作り出して空気の圧力差を利用することで洗浄力を補っています。また、便器から立ち上がる臭いを完全に遮断(*1)しているので、臭気対策に優れています。
2003年のローンチ以来、輸送機器業界を中心に3,000台以上の販売実績があります。
*1 定期的にメンテナンスしていることが前提になります。
節水性抜群!
真空式トイレでは、洗浄に使用する水量が1回あたり0.5リットルになります。家庭用の節水型トイレの使用水量が1回あたり約4リットルと言われているので、右図のように500mlのペットボトルに換算して比較すると、家庭用トイレは8本分、真空式トイレは1本分となります。真空式トイレは家庭用トイレの8分の1の水量で洗浄できることから、節水性が非常に高く、水資源の節約に貢献しています。
「節水しているから排せつ物(汚物)を洗浄する力が弱いのではないか?」と疑問に思うかもしれませんが、便器ボウルの中心に汚物が集まりやすい設計と真空圧の力を利用した吸引力で家庭用トイレよりも強力な洗浄力を兼ね備えています。
臭いが残りにくい設計で快適!

真空式トイレは、便器(トイレ)と排せつ物(汚物)を集めるタンクをスライドバルブ(遮断弁)で仕切っています。
洗浄スイッチを押したときだけ、スライドバルブが開いて真空圧の力で排せつ物をタンクに送る仕組みになっています。洗浄スイッチを押さない限り、スライドバルブは閉じたままになっているので排せつ物の臭いが残りにくい設計になっています。
楽々メンテナンス

メンテナンスは、定期的に清掃や目視検査・機能テスト、パーツ交換を推奨しています。
パーツ交換では、調整済みの各パーツを入れ替えるだけなので、循環式トイレのようなパーツ間の微調整は不要となり、作業工数が大幅に短縮されました。
素材を見直した軽量タイプ

オールステンレス製トイレに真空装置を取り付けた場合、トイレ本体の総重量は20kg以上になります。
しかし、真空式トイレ(GoV-Csr/GoV-Csb)は、パーツ毎にステンレスやFRPといった最適な素材を使用することで総重量を20kg未満に抑え、従来のオールステンレス製よりも軽量化されたトイレになっています。
真空式トイレの基本的な仕組み

1.洗浄スイッチを押下すると便器に水を噴射します。
2.移送タンク内を真空状態にします。
3.排出弁を開いて排せつ物(汚物)を移送タンクに吸い込みます。
4.排出弁を閉じます。
5.移送タンク内を加圧します。
6.移送弁を開いて排せつ物(汚物)を汚物タンクに送り込みます。
7.移送弁を閉じます。
仕様
GoV-Csr

型式 | GoV-Csr(主に鉄道に採用されています。) |
外形寸法 | 580mm(D)×365mm(W)×341mm(H) ※化粧カバーは含まれません。 |
質量 | 本体:約17kg |
材質 | 便器部:ステンレス 便座部:ナノコーティング 化粧カバー:難燃性FRP |
電源 | DC24V(±30%以内) |
消費電力 | 待機時:約3W 動作時:約25W |
消費水量 | 0.5リットル(0.25リットル×2回)/1サイクル |
GoV-Csb

型式 | GoV-Csb(主にバス等に採用されています。) |
外形寸法 | 510mm(D)×365mm(W)×396mm(H) ※化粧カバーは含まれません。 |
質量 | 約18kg(本体:11.5kg) |
材質 | 便器部:合成素材/サニタリーゲルコート 移送・水タンク:PE(ポリエチレン樹脂) |
電源 | DC24V(±30%以内) |
消費電力 | 待機時:約3W 動作時:約12W |
消費水量 | 0.5リットル(0.25リットル×2回)/1サイクル |




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